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人生の最後にいいことすると、いい死に顔になる

先日、経営する会社の顧問会計士さんと打ち合わせの際の雑談で会計士さんの一言。「人生の最後に良い事すると、いい死に顔になるそうです。」
ぐさっときました。この年になってまだ、末期癌になったら銀行強盗しよう等と言っていた自分がちょっと小さく思えました。

死に顔については、僕にとってどうしても脳裏から消えない映像がある。阪神大震災の当日から僕は家族を探し避難所を巡り歩いた。三日くらい経ってまさか・・・と思い病院や体育館の死体置場で震災で亡くなった方の亡骸を見て回る覚悟をした。どれくらいの亡骸を見ただろうか。300以上の亡骸を見て回ったと思う。多くの方のお顔が無念に満ちた苦しそうな表情だった。笑っていそうなお顔は無かったと思う。震災は予知なく多くの方の人生を突然終わらせた。まだまだ、やりたかった事は沢山あっただろうと予想できる。

どうせ死ぬなら笑って死にたい。さて、死に際の僕は人生の最後に何ができるだろうか。その時にならないとわからないだろうな。