記事一覧

写真アートの悲しさを垣間見た

大阪でルノアール展が開催されている。平日にも関わらず大変多くの来場者で賑わっていた。絵画の人気が伺える。

帰りに写真新世紀で賞をとった実績のある写真家の写真展を見に行ったが客は僕一人だけだった。

帰りの電車で悲しくなった。写真アートは絵画に比べて一般に受け入れられていないと感じる。アートとしての評価は判らないが、アートとして認知されていないと思う。例えば、一般の方に世界的に有名な画家の名前を言って下さいと言えば多くの回答を予測できるが、世界的に有名な写真家となると、その回答は皆無に等しくなるのではないだろうか。

写真でメシを食う人は絵画でメシを食う人より圧倒的に多いだろうが、アートとしては、あまり知られていない。

写真展に行く人、アートな写真集を買う人は、もしかしたら写真に関わりがある人ばかりなのかもしれない。もしそうであるならば、僕は悲しい。