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安全な原子力発電は無い事が証明されました。

以前から原子力発電には反対でした。あまりにもリスクが高い事と代替として火力発電や地熱発電がある為です。原子力発電は事故さえ起こさなければ二酸化炭素を出さないクリーンな発電だと散々言われてきました。しかし、国内において事故のない原子力発電は何処にあるのでしょうか?この地震大国、火山大国日本において原子力発電が安全に行える立地はどこにあるのでしょうか?

日本で安全に原子力発電を建てて運用できる場所はありません。

「原子力発電に反対するヤツは、電気を使うな」という輩が時々いますが、東京電力における原子力発電の発電量は23%に過ぎません。これなら原子力発電を止めて、火力発電や地熱発電に切り替えたり、国全体で電気消費量を減らす努力があってもいいかもしれません。太陽光発電パネルをもっともっと普及させて新築時には必ず太陽光発電パネルの設置を義務付けるなどしても良いかもしれません。今回の事故は、そのような検討をするべき良い機会だと思います。

日本の原子力技術は、決して高いとは言えないと思います。何故なら事故があまりにも多い。私の記憶にあるだけで、

・福井県敦賀 もんじゅ←何度も事故を起こしている。
・福井県美浜 美浜原発
・福島県 福島第二原発
・福島県 福島第一原発←今回

これだけあり、福井県敦賀もんじゅは何度も事故を起こしています。美浜の事故では、海と大気中に放射能を撒き散らしました。
どこがクリーンなんでしょう?

更にもんじゅで使われるプルトニウムは、国内の原発で燃やしたウランをフランスに依頼して抽出再処理されます。フランスは太平洋において核実験を行った国です。核兵器に反対の立場である日本のプルトニウムが使われている可能性もあるでしょうね。
ちなみに、もんじゅで使用されているプルトニウムで核爆弾は200個以上作れます。

さて、原子力発電の先進国アメリカは原子力発電所を減らし研究することも止める事が決定しています。原子力発電所が手のつけようの無い負の遺産だからです。原子力発電所は、一旦稼動すると止める事ができません。止めるとサビにより放射能が漏れる為、永遠に稼動しなければならないのです。しかし、形あるモノに永遠はありえるわけがなく、最終的にはコンクリートで覆いますが、何万年も放射能を出し続け二度と生き物が住めない土地となります。原子力発電所の耐用年数は十年と言われていますが、放射能まみれの設備は壊す事もできないし止める事もできないので福島の第一原発は既に四十年動いています。その間、何人もの技術者が修理の為に大量の放射能を浴びているのです。

この話は、十五年程前に知り合った原子力技術者の方から聞いた話とインターネットで読んだものをもとに書いています。多少の間違いはあるかもしれませんが、おおまかに原子力発電が安全でないことは間違っていないと思っています。

必ず原子力発電は止める事ができます。いつか原子力発電の無い時代が来ることを祈っています。

これは、昨年もこのblogで紹介した浜田省吾の「僕と彼女と週末に」という曲です。反原発の曲と理解しています。桜井君がカバーしているものが好きでオリジナルではなくいつもこちらを紹介しています。とても良い曲で大好きな曲のひとつです。