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魚と人と、さかなクン

法の下の平等はとても大事ですが、必ずしも現実社会において守られているわけではありません。特に子供達の社会では、蚊帳の外である場合が多く、大人が管理できていない事も多々あるのです。

ネット関連の仕事をしていると子供に携帯電話を持たせる事についての相談を受けます。携帯電話を持っていないから、仲間に入れないかもしれない。しかし、持った場合のリスクもとても大きい。例えば、ポルノサイトへのアクセスや出会い系サイトでの不純な出会い、ゲームサイトでもコミュニケーションがとれるサイトはリスクがあると考えた方がよい。

ネットは現在野放しの状態にある。だから、子供にネット環境を与える場合は、親がしっかりと管理しなければならない。しかし、親の知識が追いつかない為に放置されているケースを沢山見てきた。

大事なのは、親がわからないモノは子供に与えない。必要であるならば、親がその知識を得た上で与えること。問題なのは、社会でもなく学校でもなく子供でもない。そういう事を考えない親が一番問題なんです。

しかし、管理も程々にしなければならない。無菌室のような環境で育てても将来自立できなくなる。子供の社会においてイジメはなくならないのだから、必要悪というか程好いイジメは見過ごして、心身に障害をうけるようなものが絶対ないような管理が必要と思う。

どっちやねん!と云いたいのだろうが、バランスなんですよ。見極めが大事。

そしてもっともっと大事なのは、イジメの現場に出くわした時に手を差し伸べる勇気を持つことです。手を差し伸べる事ができなくても、イジメられている人を独りにせず傍にいて欲しいのです。それだけで一つの命が守られるのです。これは大人の社会でも同じなんですよ。

僕はとても身近な人にこのURLを紹介しました。是非、読んで欲しい。

◎広い海へ出てみよう 東京海洋大客員助教授・さかなクン
 http://www.asahi.com/edu/ijime/sakanakun.html

以上