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不思議な役者、堺雅人

映画「壬生義士伝」で初めて堺雅人という俳優を知った。常に笑顔でニコニコしている。哀しんでいる演技も泣いている演技も楽しんでいる演技も全て笑顔に見える。この人の演技は何なんだろう・・・・とても不思議な役者だ。

業界では、喜怒哀楽を笑顔で表現する俳優と呼ばれている。意味不明だが、笑顔しか演じられないのではなく、しっかり悲しみ悩む姿を笑顔で相対的に演じる。感情の起伏はみてとれるわけです。

次に「ジェネラル・ルージュの凱旋」という映画でスクリーンの堺雅人と再会。やっぱり笑っている。きっとこの人は死ぬときも笑顔で死んでも笑顔なんだろうなと思った。笑うデスマスク・・・これは笑えない。