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御苗場が終わり、さぁどうしようか。。。。。。

御苗場が終わり、次の展示に向けてどういう作品にしようか考えてます。
御苗場2010では、反省点も多くいい年して何やってんだ?と思う部分も多々ありました。あれだけ準備に時間をかけ用意周到で臨んだにも関わらず10日前にテーマを変更した事を悔やんでいる。
暗室道具を譲り受け気持ちが舞い上がり、急遽変更した。慣れない暗室や水張りで展示する必要性があったのか?舞い上がった結果、徹夜を余儀なくされ何度も現場に足を運び納得いくまで撮影を繰り返す事になった。

当初は、D50にオールドレンズをつけて子供をモデルに「闘え子供たち」というテーマで絵コンテまで用意して臨んでたのですが、子供たちが思うように動いてくれない事で撮影も進まず悩んでいるところに暗室用具を譲って頂ける申し出がありました。
以前から暗室用具を少しずつ揃えていたのですが、あっという間に全て揃い暗室作業にのめり込んでしまった結果、なぜか御苗場の作品も暗室で作ろうと思ってしまった。
ネガ現像は、以前から力を入れて様々な事をしてきたのでそれなりの自信があった。しかし、スキャナーでスキャンしてプリントするのと引き伸ばし機により現像プリントする事の違いに手間取った。スキャナーは引き伸ばし機で現像するよりも比較的細かい映像も拾ってくれる。コントラストを高め粒状感のある映像にしても暗い部分の映像が残るようなプリントをしたかったのだが、引き伸ばし機では、露光時間を長くとってもどうしてもその部分がプリントできない。スキャナでスキャンすれば簡単に実現できるものが引き伸ばし機では出来ない。これが徹夜の理由。
試行錯誤の末、現像の希釈を1:3まで薄め、露光を絞り長時間露光でなんとか実現できた。でも・・・でも・・・水張りで苦労し、展示の際に作品を落としたり疲れが後々被害を起こす結果になった。もう、若くはない。無理は禁物。40代は初老だとウィキペディアに書いてあった。苦労を糧にできる年齢ではないので、背伸びをしても伸びしろは少なく疲労だけが残るが、それでも時間というのは、人間を成長させる。

もうひとつは、今回大四切で展示したのだがライカで撮ったものはライカ比率のワイド四切で展示すべきだった。15mmの広角で撮ったものは尚更そのように感じた。

写真というのは、「撮る」「現像する」の二つの作業で成り立つ。趣味であるならば、現像するのを人に任せるのは楽しみが半減する。まだ写真を始めて2年程だが釣り、船の次に時間をかける趣味になった。金は今年一番かけているかもしれない。本当に楽しい。

12月2日から六甲アイランドファッション美術館4Fギャラリーにてグループ展を開催します。初めて自分達の手で開催します。是非、来てくださいな。詳細は後日掲載します。

以上