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森村泰昌 なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術

見てきました。兵庫県立美術館で「森村泰昌 なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術」。

以前買ったPHTOGRAPHERS FILEに女装の写真で紹介されていて、とても気持ち悪い印象があったのですが、今回動画映像も含めて見た感想は、とても迫力のある模倣と感じました。パロディと書かないのは、批判的でもなければ揶揄もしていないと感じたからです。
正直「鎮魂」とも思えなかったですけどね。

それでも、森村泰昌扮する三島由紀夫の自衛隊駐屯地での演説は、心にグッとくるものがあった。
探したらありました。↓コレ
http://www.youtube.com/watch?v=v2b7dDGvVW8&feature=related

本当の三島由紀夫は、自衛隊駐屯地でクーデターを自衛隊員に促したが、野次られ演説を終える。そしてその後割腹自殺により生涯を終えた。
僕は三島由紀夫の事に触れる時、胸が熱くなる。文武両道とはこの方の為にある言葉で、とても多才な方だった。ノーベル文学賞候補に何度も名前が挙がるなど才能のある作家であったのに、ナショナリズムの塊だったのか理解できる言動の反面その行動には疑問が多く何故あのような最期だったのか?と何時も考えてしまう。
やっぱり憲法9条・・・改憲をしたかったのだろうか?
クーデターを起こし日本を理想国家に導きたかったのだろうか?

今回の森村泰昌の写真展には、薔薇刑の模倣もあるんだけど、細江さんはどのように思っているんだろう。そういえばTANTOTEMPOで細江さんの写真展が開催中だ。こっちも見に行こうと思う。