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表現の自由に崇高な力を持たせたがる白人たち

ムスリム(イスラム教徒)に銃撃された仏風刺週刊紙シャルリー・エブドの一連の報道。イスラムの開祖でありムスリムの尊敬の対象であるムハンマドを性的描写した風刺画を掲載した事への報復だと報じられている。

ムスリムの怒りは当然である。

銃撃により死者が12人。人を殺さなきゃならない程の怒りは僕には想像できないが、彼らにはその必要性があった。この風刺画を掲載したシャルリー・エブドは彼らの報復を考えなかったのだろうか?
イスラム全てに喧嘩を売っておいてただで済むとは思ってはいないだろうが銃撃までは想像できなかった様だ。

そしてその後の展開がとても気持ち悪い。表現の自由が暴力によって抑えつけられることは許されないとして370万人がデモ行進。
イスラムを馬鹿にするような風刺画を掲載しておきながら悪びた様子が全くなく被害者面。デモ行進に参加した人々の中にイスラムの怒りに耳を傾けた人はいるのかね。

過去にフランス国営テレビが、サッカー日本代表のGK川島の腕を四本にした映像を流しフクシマの影響か?と報じた事もあった。
フランスのマスコミに良心はあるのかと問いたい。

米国で北朝鮮のキム・ジョンウンを揶揄する映画がつくられた。他国の代表者を侮蔑するような映画をつくり公開する神経が理解できない。アメリカの象徴である自由の女神が性的に侮蔑されるような事があった場合、どんな嫌な気持ちになるのか?

この様な事が続くと白人は有色人種を差別しているんだろうなと思ってしまう。

表現の自由は差別を助長し、自らに都合の良いものでしかない。そんなものいらない。

全ての地球上の方々に節度ある表現を期待します。