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原発廃止は計画的に行うべきで感情だけで止めるべきではない。

この星はいったい何処に行くんでしょう。世界的な流れは原発建設の推進ですが、先進国では原発廃止が主流な流れではないでしょうか。
しかし、何事も急な変化は被害者を生みます。時には命さえ奪います。原発が再稼動しないことで計画停電となり、事業停止に追い込まれるケースは関東の計画停電で多々あったことであり、その中には自殺者の可能性も否定できないでしょう。
そして原発もまた危険なものです。原発事故で死者はまだ出ていませんが、被爆による白血病などは否定できません。だったら、将来的に原発は無くす方向が正しいでしょう。しかし、すぐに無くすと前記のような被害者を生むのです。
ですから、ドイツのようにしっかりと計画を立てて代替エネルギーを開発し10年後に廃炉。というような流れであれば、10年間に対応もでき被害も少なくできるでしょう。

原発再稼動反対デモに参加する方々は、少々無責任と言わざるを得ない。言論の自由、表現の自由、思想の自由。確かにそうだが、このようなデモによって社会が動かされた場合、その後に何が起るのかということをもっと想像して行動すべきだ。勢いだけで参加することの無責任さを自覚するべきだ。

また、原発再稼動反対デモは矛盾している。原発は稼動していても停止していてもその危険性に変りはなく、廃炉要求のデモなら筋が通る。しかし、先に述べたように原発事故による死者はまだ発表されておらず、交通事故による死者は毎日のように発表されており、命の大切さを訴えるのであれば、車のない社会を目指すべきなのではないだろうか。

化石燃料を否定し、原子力を否定するのであればその代替が必要になるが、太陽光発電はコスト面の解決ができておらず、風力発電は風が吹かないと発電できない。桶屋ではないのだ。

代替エネルギーがない今、原発を止めていいのだろうか?